会長ご挨拶

会長就任にあたり

このたび、一般社団法人宮城県理学療法士会の会長に就任し、会務を取りまとめることになりました。歴史と伝統ある本会の運営を担うこととなり、その責任の重さを深く感じるとともに、会員の皆様とともに新たな一歩を踏み出せることを大変光栄に思っております。

まずは、これまで本会の発展のためにご尽力いただいた歴代会長をはじめ、役員、会員の皆様、そして関係機関の皆様に心より感謝するとともに、お礼を申し上げます。今日の宮城県理学療法士会があるのは、多くの先人の努力と情熱によって築き上げられてきた礎があるからにほかなりません。その歩みを受け継ぎ、さらに発展させていくことが私をはじめ新役員の責務であると考えております。

現在、理学療法士を取り巻く環境は大きく変化しています。超高齢化社会のもとに多死社会を迎えるなかで、人々が人生の最後まで安心して暮せるための地域包括ケアシステムの推進や、健康寿命の延伸、疾病予防、産業保健の普及など、理学療法士に期待される役割は医療・介護の枠を超えて広がっています。また、会員の働き方や価値観も多様化し、職能団体に求められる役割も変化しつつあります。

私は、このような時代だからこそ、本会が会員一人ひとりと地域社会をつなぐ基盤であり続けることが重要であると考えています。そのためには、会員との対話を大切にし、現場の声を丁寧に受け止めながら、組織としての方向性を共有し、課題解決に向けて行動できる体制を整えていく必要があります。

まずは、これまで築き上げられてきた組織基盤を大切にしながら、次代を担う若い世代が積極的に参画し、多様な価値観や経験を持つ会員が活躍できる組織づくりを進めてまいります。

さらには、会員の皆様にとって参加しやすく、所属する価値を感じられる職能団体を目指します。そして、行政、関係団体、多職種との連携を一層深め、理学療法士の専門性を活かした力を地域社会へ還元するとともに、県民の健康と幸福に貢献できる環境づくりに注力してまいります。ただし、これらのことは私一人でできることではありません。宮城県理学療法士会の未来は、会員一人ひとりの力を合わせることによって築かれるのだと思っていますし、一緒に未来を創っていきたいと願っているところです。

それでは、今後とも、皆様のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年6月

一般社団法人宮城県理学療法士会

会長 村上 賢一